あなた(生産者・流通・消費者)の思いをカタチ(産品)にして大分県産農林水産物のブランド化に取り組んでいます。
モンテローザとThe・おおいたの出会いは?
小池)
弊社代表の大神が大分出身というご縁もありまして、これまでにも弊社が展開している居酒屋の季節メニューで「かぼす」を使ったことがありました。今回は、大分県様からのご提案を受けて、まずは傘下の魚民チェーン(全国350店舗)にて、素材としては大分味一ねぎを、さらに郷土料理のあつめしなどを「地場発掘メニュー」としてお客様にご提供させていただくことができました。
中川)
外食産業には、各地からメニュー素材の提案をお寄せいただきますが、県の農林水産部と一緒に足を運んでいただいたのは大分県が初めてでした。協力してメニュー開発にあたり、07年12月〜08年2月まで大きく「大分県農林水産部共同開発」と銘打った季節限定フェアを組んだんです。
http://www.monteroza.co.jp/monte/osusume/osusume_02.htmle_02.html
反響はいかがだったでしょう?
小池)
季節モノとあって、ねぎしゃぶ・ぶりしゃぶがとくに人気でした。私も現地で食べたときに惚れ込みまして、菊水旅館の女将さんからのご協力をいただいてメニュー化できたんです。
「ねぎだけおかわり」
というお客様もいらっしゃって、素材もメニューもご好評いただいたと思っています。
ヘルシー感もあって、ご高齢な方でも若い方でも楽しんでいただけたようです。
外食産業でメニュー開発をされていると各地の食材を見てきたと思うのですが、
「味一ねぎ」を食べた感想はいかがだったでしょうか?
小池)
通常の万能ねぎよりも苦みが少なくて、口どけもやわらかいですよね。食べたあとも口の中に繊維が残らないし甘みがあるから、しゃぶしゃぶにしてもおいしい。
中川)
味一ねぎのおいしさは、ひとことで言うと「やわらかさ」ですかね。現地でいただいた料理もおいしかったです。
共同開発にあたって、苦労した点はありますか?
中川)
なによりも、時期が冬だったせいもあって数量の確保が大変でした。フェアの間は通常用いる万能ねぎをすべてストップして、全店で味一ねぎを使わせていただきましたが、流通とコストの調整で2カ月くらいかかっています。農家の方との「いただけるだけください」「春になったらどんどん持ってくから!」というやりとりをとてもよく覚えています(笑)
かぼすを取り入れた時の経験とネットワークを活用して乗り切りましたが、大分県のマーケターの方には本当にお世話になりました。おかげさまで、北海道の店舗でも味一ねぎを提供することができましたから。
メニュー開発にあたって、一番お客様に届けたかったものはなんですか?
小池)
おいしい食材をおいしく召し上がっていただきたかったのはもちろんですが、いま外食産業に一番求められていることは、「いかに生産から調理にいたるまでを安全に管理し、お客様に届けられるか」に尽きます。ここで一番強力なのが、今回のような「産直品」なんです。生産者の方と一体になって、消費者の方々に直接安心感とおいしさをお届けできますからね。
中川)
今回の味一ねぎでは、行政の方も一緒になって取り組んでくれましたし、とても心強かったです。
生産者の方に望むことはありますか?
小池)
うーん……望むというよりも、こちらが学ばせていただいてる気がします。
生産者の方々みなさんには、つくっているものへの熱意やプライドがある。「精魂を込めて、一生懸命つくってるな」ということは、現地でひしひしと感じましたので、この素材を活かしたメニュー開発となると背筋が伸びる思いでした。
中川)
本当にまじめで実直。こちらも「ちゃんと売らないといけないぞ」と気合いが入りましたから。私たちと生産者のみなさま、そして大分県の担当の方も含めて連携し、このような共同開発メニューができたことは、うれしく思います。
2月でフェアは終了ですが、今後の展開はいかがでしょうか?
小池)
地場発掘メニューフェアは、おかげさまで第一弾の大分県で成果があがりましたので、今後もまた違う地域で続けて参ります。
中川)
今回は豚肉をぜひやりたかったのですが、数量が確保できないために実現できませんでした。野菜やお魚にしても、心に残っているものがたくさんあります。
いいものは売りたい。こちらとしても売りたい。恒例のかぼすも、当初約5000ケースで想定していたものが、好評すぎて結局8000ケースまで発注が伸びたことがありました。今後、流通の整備などが進めば、もっといろんなことができると思います。これからも、よろしくお願いいたします。
本日はどうもありがとうございました。