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第15回コミュニケーション会「くにさき食材・美味しいもの発見フォーラム」in 梅園の里

テーマ:本当に豊かな「食」を求める

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師走に入り、この冬いちばんの冷え込みとなった12月5日。国東市にある「梅園の里」で、大分県東部振興局の主催する「くにさき食材・美味しいもの発見フォーラム」が開催されました。「国東の農林水産物をPRしながら、昔から伝わる地産地消の食文化を見直し、魅力ある国東の“食”を広めたい」との思いから実現したこのフォーラム。 “広めたい”と言えば…… そう、Mio club! 今回は、「消費者の意見や感想を直にうかがいたい」とmio clubにオファーがあったのです。つまり、いつものコミケ会とは少し違い、国東の食を伝えようとする頼もしい人たちと意見交換のできるスペシャルバージョン。会員のなかから20人が、料理の試食と意見交換会に参加しました。
第1部 取り組み紹介

フォーラムのテーマは、「本当に豊かな“食”を求める」。これにちなんだ、生活工房とうがらし主宰の金丸佐佑子先生のお話で会が始まりました。
生活工房とうがらし主宰 金丸佐佑子先生
生活工房とうがらし主宰 金丸佐佑子先生
「どんなに美味しいものをつくっても、それを提供するための感性まで磨かなければただの田舎料理に終わってしまいます。国東の食材は磨きぬかれたものばかり。それを活かす努力をしてほしいと思います」


国東市にはどんな食文化が残っているのか、どんなものを伝えていこうとしているのか?それがわかれば、味わう料理のありがたみも、評価も変わるはず。というわけで、続いて国東で「地産地消」に取り組んでいる方々のお話に耳を傾けます。

夢咲茶屋代表取締役社長 丹田綾子さん 海鮮会館 銀たちの郷店長 志丸郁さん くにさき農業共同組合 代表理事常務 林浩昭さん
夢咲茶屋代表取締役社長 
丹田綾子さん

「減農薬、無農薬の野菜を育て〈夢咲茶屋〉で販売をしています。無農薬の野菜には金、農薬や化学肥料を使う「慣行栽培」に比べ半分の量の農薬には銀、慣行栽培よりは量を減らしているものの、その半分以上は使用しているものには銅のマークをつけた、独自のあんしん農産物制度を採用しているんです。その野菜の中から大根、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンの4種を学校給食に取り入れてもらうという、食育活動もしています。これからもがんばります」
海鮮会館
銀たちの郷店長 志丸郁さん

「〈銀たちの郷〉は、地元ならではの単価で、旬の新鮮な魚を堪能してほしいと思っています。活魚を売っているのも、昔ながらの魚屋さんの感覚を大切にしてほしいからなんです。また料理教室を開いて、中学生らに魚をさばいてもらうことも。お母さんが毎日ごはんをつくってくれるありがたさなんかも伝えられたらいいと、がんばっています」
くにさき農業共同組合
代表理事常務 林浩昭さん

「11月にブランドとなった〈味一ねぎ〉、キウイフルーツ、それから黒米など、国東が誇る産品はたくさん。とにかく安心で、安全な野菜づくりを生産者は目指しています。ほんのわずかでも残留農薬があれば、苦労してつくっても、売ることはできません。しかしそういうことがきっと、生産者の意識と消費者からの信頼を高めていくのだと思っています」
第2部 試食会(バイキング方式 地産地消のご馳走)
11:00にスタートしたフォーラム。熱心に活動報告を聞いていたら、お腹もほどよく減ってきたところ。待ちわびた試食の時間です。会食会場に移動してみると、部屋の中央に置かれたテーブルに並びきれないほどの料理が!それはこの日のために、「梅園の里」や「銀たちの郷」「城山亭」、それから生産者さんたちがつくり持ち寄ってくれた心づくしのもてなし。バイキング形式で好きなだけ食べられます。試食開始の合図と同時に、テーブルの周りにはくろだかりが!どれもこれも美味しそうで、Mio clubの面々はもうお皿によそうことに夢中です。
梅園の里 ●●さん 銀たち寿司…「脂がのってます」 味一ねぎ和風ちぢみ…「ねぎたっぷり!」
梅園の里 田中支配人
「シェフは魚料理、刺身を担当し、その他は地域で活躍しているおばちゃんたちの担当です。Mio clubの方々が来るというので厨房も緊張して……しいたけ揚げすぎちゃったみたいなんですけど!」
銀たち寿司
「脂が乗ってます」
味一ねぎ和風ちぢみ
「ねぎたっぷり!」
蛸としいたけの天麩羅…「揚げすぎだなんて!蛸もしいたけも大きい!!」 ごぼうと牛肉の煮物…「ことこと染みこんだ味にホッとする…」 いぎす(酢みそ添え)…「“おご”の海草でねりあげたもの」
蛸としいたけの天麩羅
「揚げすぎだなんて!蛸もしいたけも大きい!!」
ごぼうと牛肉の煮物
「ことこと染みこんだ味にホッとする…」
いぎす(酢みそ添え)
「“おご”の海草でねりあげたもの」
心むすび…「鯛を焼き、手づくりみそを添えた具が包まれている」 春菊のようかん…「春菊がデザートになるなんて!これが美味」 ほうれん草のポタージュ…「臭みがまったくなくて、色も鮮やか」
心むすび
「鯛を焼き、手づくりみそを添えた具が包まれている」
春菊のようかん
「春菊がデザートになるなんて!これが美味」
ほうれん草のポタージュ
「臭みがまったくなくて、色も鮮やか」
ヤーコンのきんぴら…「国東の新しい名物。シャキシャキとした食感で、健康にいいんです」 「ちょっとずついろいろ食べたいワ」 「欲張りすぎ?!」
ヤーコンのきんぴら
「国東の新しい名物。シャキシャキとした食感で、健康にいいんです」
「ちょっとずついろいろ食べたいワ」 「欲張りすぎ?!」
「お茶飯(おちゃまま)」
国東名産の王道であるタコや味一ねぎを使ったメニューは納得の美味しさ。とくに「銀たち寿司」は大人気で、あっという間に売り切れてしまいました。そのほか、新たな特産品の「ヤーコン」を使ったきんぴらやサラダには興味津々。それから「初めて知った」と話題になったのが「お茶飯(おちゃまま)」という郷土料理でした。

なんでも「お茶飯」は、盆過ぎまで伸びた茶葉を二日二晩煎じて乾燥させた番茶で炊き上げた、おかゆのような食べ物。昔は米の少ないときにつくって、畑仕事で疲れた体を癒していたそうです。夏は冷やして、冬は暖めて食べるらしく、体に優しい味がしました。ただ、この番茶をつくり継いでいる家は今、3軒しかないのだとか。たくさん分けるほどつくれない貴重な、幻の味をいただけたことにみんな感動。これこそ地域に眠っていた料理で、なんとか後世に伝えていきたい――その一端を、Mio clubは担った気がします。
また、食事の間は生産者さんたちとも話に花が咲いて、食材の調理法や国東のイイトコを教えてもらったり。とても有意義な時間となりました。
「ヤーコンってどうやって料理するんですか?!」“食”を通じて仲良くなりました!
第3部 意見交換会
「国東の食」を堪能した後は、今後の展望についてのディスカッション。国東市の人々がこの日、最も期待しているところで、大きくふたつの質問が投げかけられました。
「直販所」に期待することって、何ですか?
「直販所」に期待することって、何ですか?
「直販所で売っている野菜だからといって、必ずしも安心というわけではないのが正直なところです。夢咲茶屋のように農薬の基準が明確に記されているといいと思います」

――「チェック体制の必要性は感じています。“e-naおおいた”の認証制度もありますし、地道に努力をしていきます」

「直販所」に期待することって、何ですか?
「Mio clubに入って、生産者さんたちは本当にすばらしいものをつくってくれているんだということが分かりました。それを私たち会員は伝えていけると思います。ですので、PRしたいことがあればお知らせください!」

――ここにいる会員の方々は1000人のうちのたった20人。WEBなどいろんな手段を使えば大きな力になります。

「くにさきの食」の魅力はどうやってつくっていけばよいでしょう?
「くにさきの食」の魅力はどうやってつくっていけばよいでしょう?
「国東がこんなにすばらしい食文化を残していることに感動し、また今日ごちそうになれて感謝しています。常々、後世のために“何かしなきゃいけない”と思っていた私ですが、その答えを見つけた気がします。私に“食”の素材を残してくれたのは母。私は今、子どもたちにそれを継いでいかなければならないのだと思いました」

――ありがたいお言葉です。国東ならではの「食」を、今後も考えていきます。

そのほか、予定終了時間をオーバーしてしまうほど活発な意見交換が行われました。帰りには、キウイフルーツや黒米、味一ねぎなどのお土産までゲット! 国東の魅力と、人々の熱意を存分に感じ取ったMio club。そのよさは、クチコミでどんどん広めていきたいと思います。
「お土産いただきます!」
「お土産いただきます!」
おまけ 両子寺・両子河原座見学
おまけ 両子寺・両子河原座見学フォーラムの後、希望者は市役所の方に案内をしていただき「両子寺」と「両子河原座」見学のツアーへ。約1時間半かけて、古刹にお参りしました。両子寺は、国東半島のちょうど真ん中に位置する両子山の麓にあり、山門で待つ仁王像が有名。この地域に根付く六郷満山の文化を色濃く伝える遺産です。また、申し子祈願のご利益もあるといわれています。一同は、住職さんに寺の由来などを説明していただき、奥の院、長寿の水などをめぐりました。紅葉もまだ少し残った名寺を歩き、いっそう国東に魅力を感じた、今回のコミケ会でした。


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