

遥か向こうの水平線まで穏やかさを湛えた群青色の海。佐伯市蒲江と米水津を結ぶ海岸沿いの広域農道からは、まるで絵画のような絶景を望むことができます。ここは、絵を描くのが趣味という、漁師の山田文嗣さんの好きな場所。その視界には、養殖ブリの生簀が映ります。
「養殖は、海の畑。毎日同じことをきちんとこなし、単純作業が続くこともあるけれど、辛抱強くいいものを育てていく」
蒲江の畑野浦で養殖業を営む山田さんは、とくに注文の殺到する冬場は連日、陽の昇る前から“海の畑”に立ちます。近年、燃料・飼料の高騰や、魚より肉を好む消費者が多いことに心を痛めることもありますが、「豊の活ぶり」への注文数は年々増えてきており、忙しい作業にも身が入ります。
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| リアス式海岸の続く恰好の養殖漁場 | 仲間が協力して、生簀の網をよせブリを集める |
それを網ですくい、クレーンで水揚げする。1回に1500匹。すべて船の上で活け〆に |
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| エサは機械で配合し、生簀へ |
主な材料はサバ。それにビタミンなど栄養素を混ぜたもの。成長にあわせて変えている |
港へ戻ったら、すぐに家族、仲間総出で出荷の箱詰め作業 |
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| 出荷するときは5kgほどの豊の活ぶり |
日頃は穏やかな海も、台風のときは脅威となる |
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