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大分県のイチオシ産品豊後別府湾ちりめん 美力の人
大分県のイチオシ産品豊後別府湾ちりめん 美力の人経営面から決断したこと

船の名前は「大闘丸」。大海一志さんは、家族とよりもこの船と過ごす時間のほうが多い。夕刻、16:00頃には船で沖へ出て、朝は7時頃に港へ戻る。時化ていても船を出すし、獲れる日は朝、港へ戻ってすぐまた沖へ引き返すこともある。
「危険だし、寝られないし、厳しい仕事です」という大海さんは、漁師だった父の背中を見て育ち、中学生のときから船に乗り始めた。23年間は兄と2人、兄弟船で漁をしていたが、5年前に独立。経営費用を考えての決断だった。
島の漁師はこうして今、そのほとんどが一人で漁をしているそうだ。夜の海、危険も多いため、一人で船に乗るかわりに船団をつくって、無線のチャンネルをみな同じにし、励ましあって漁をしている。

獲れない辛さと、獲れる喜び
漁は、海底を這うエビが網に入ってくる、流し網漁で行う。6月末から7月初旬に稚魚を放流し、7月から漁は解禁となる。漁場は、姫島と国東半島の間の近海。車エビが獲れる「瀬」が漁師の財産となる。これまで、それを記録していったら4000ほどにもなったというが、毎日毎日、そのデータを読みながら獲物を探すのは経験と感が必要。近年は、温暖化の影響でデータも読みにくくなっているため、何日も、月単位で獲れなくなったときも過去にはあったという。
「ずっと獲れない時期もあって、そういうときは頭を抱えて悩む。だけど、悩んでいるときに突然大漁になるとこれがうれしい。安定はしないが、獲れない分だけ、獲れたときの喜びは倍増するんです」
その浮き沈みをも楽しむ余裕を見せる大海さんは、生粋の漁師なのだろう。


実力の品
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車輪の模様に似た大ぶりの活魚

魅力の地
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蒼い海に浮かぶ伝説の残る島
味力の店
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漁師がつくるもてなし料理
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島の財産を伝えたい
毎年10月に開催される「車エビ祭り」。大海さんは、消費者の人にとにかく「この祭りにきてみてほしい」と語る。離島である土地柄、なかなか足を運ぶ人は、そう多くはないのが現状。しかし、漁師自らが車えびを料理してふるまうこの祭りでは、自分らが獲ったものを自信を持って食べてもらえるし、島の自然や空気も合わせて、車えびの美味しさを堪能してもらえるはずだ。そんな、“まちづくり”にも通じる取り組みを、大海さんをはじめ、姫島の漁師は行っている。
小さな姫島村は、人口3000人未満の島。この島が抱える「車エビ」という財産は、島の生活を支えるもの。それを守るのが、車エビ漁師の使命なのだ。
夜が明ける頃、漁師が港へ戻ってくる。 大海さんの乗る大闘丸。 400mもある網を流してエビを獲る、流し網漁の網。
夜が明ける頃、漁師が港へ戻ってくる。
大海さんの乗る大闘丸。

400mもある網を流してエビを獲る、流し網漁の網。
港につくとすぐに水揚げ。その日のうちに市場へ出せるようにしている。
港につくとすぐに水揚げ。その日のうちに市場へ出せるようにしている。


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