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城址公園の東、大分市中心部の閑静な住宅街に純和風の趣を醸す料亭があります。平成元年に、カボスの産地である臼杵から移転してきた「寿楽庵」です。実はこの寿楽庵、2007年の8月にMio clubが行った「コミュニケーション会」の会場になりました。そのコミケ会の開催にあたって、「かぼすづくしのコース」が誕生したのです。
「かぼすづくしのコース」は参加者に大変評判で、以降、予約をすれば食べられるようになっています。ベースは臼杵の郷土料理。そのほとんどにカボスが取り入れられていて、伝統のなかに斬新さが感じられます。
「料理の基本は、その土地でとれた産物をその土地の調理法で食べるという〈土産土法〉にある。その味を継いできたし、これからも残したいんです」という料理長の山本英二さんは、だからこそカボスにこだわっています。普通は酢を使うところの90%を、臼杵で無農薬栽培したカボスで代用しているとのこと。しかも、搾って10日間ねかせ、甘みを引き出した果汁を使うのだそうです。この甘みこそ、他の柑橘類にはなく「大分かぼす」にしか出せない味わい。その美味しさの虜となり、「卓上に余分に搾れるカボスを置いておいて!」とリクエストするお客さんもいるほどだとか。 カボスと言えば、料理の「脇役」という印象があると思いますが、このメニューは、そのカボスを「主役」にしてしまった画期的なコースです。和の風情を愉しみながら、ぜひ酸味と甘みが調和したカボスの奥深い味わいを堪能してください。 ![]() ![]() |
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