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大分県のイチオシ産品白ねぎ 美力の人

大分県のイチオシ産品白ねぎ 美力の人 後継者が多いから、産地が活気づいてる… 「ねぎっ娘クラブ」。豊後高田市で、40歳以下の白ねぎ生産者たちが結成した会です。県内外の他の生産地に比べて若い後継者が多い豊後高田には、作物ごとに後継者の会が設けられています。そのうちの、白ねぎ生産者の会が「ねぎっ娘クラブ」。作業上の問題点を打ち明けあったり、何かにつけ集まっては日々の他愛もない話に花を咲かせたり……。そんな絆の強さに、「九州一の白ねぎ生産地」たる所以があるのかもしれません。
内田勇一郎さんは、「ねぎっ娘クラブ」の一員。現在25歳の彼は呉崎の白ねぎ生産農家に生まれ、一時は農業系の高校・大学で技術を習得するため市外へ出ていました。いよいよ就職を考えなければというとき、勇一郎さんはやはり家に残ることを考えたのだとか。
「小さい頃から手伝いをしていたわけではなく、むしろ畑ではキャッチボールをして遊んでいたほう(笑)。でもこのあたりではみんなが家に残っているから、僕も残ろうかなと思えた」
「家を継がなければ」という使命感だけではなく、そこに同じ思いで白ねぎを育てる仲間がいる。その心強さが決め手となって呉崎に帰郷したのだそうです。
危機を乗り越えて――減農薬で安心な白ねぎを実は彼が就農した頃、白ねぎはあるピンチに陥っていました。中国産白ねぎが大量に輸入されダメージを受けたのです。安く売られる中国の白ねぎ。それに負けないために、生産者は試行錯誤して良質な白ねぎをつくっていくしかありませんでした。 例えば、虫を〈農薬〉で除ける代わりに〈フェロモン剤〉を使ったり、夜間〈電灯〉を明々と点けるなどして安全性を高めたり……。
「農薬を減らすのは当然の義務だと思っています。だからほとんど農薬は使っていません」
さらに、夏場は暑さにやられ生産量が落ちるため、高冷地にある飯田高原での栽培も始めました。現地飯田の生産者たちとの研修、技術交換を行い、交流も深まっているのだそう。
これらの努力があって、近年は安定した需要が確保できるようになっています。中国産の安全性問題もあり、逆に大分の白ねぎは評判が高まって、九州一の生産量を誇っているのです。
実力の品
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魅力の地
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自然と共存する人の営みが残る 豊後高田市
味力の店
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合理的な分地栽培で周年出荷
2007年の夏は、地球規模で誰もが異常を感じたほどの暑さが襲いました。この温暖化の影響で、産地はまた新たな課題に直面しています。白ねぎは大量の水と高温に弱いため、生育中にこれらのダメージを受けると、最悪、畑は全滅することも。
そこで注目したいのが、飯田高原での栽培。現在は主に勇一郎さんの父がここに滞在し、管理をしています。8〜11月はここで収穫を迎えるように調整し、収穫したものを豊後高田に運んで箱詰め。そして12〜7月にかけては高田で収穫。周年出荷に対応しています。
勇一郎さんの家では、彼の祖父母、父母に伯父と伯母、そして勇一郎さん夫婦……と一家総出で作業をしています。勇一郎さんには、昨年誕生した1歳の息子が。
「子育ても、白ねぎを育てるのも同じですね。安全なのがいちばん!」
パパになり、また新たな気持ちで白ねぎづくりに取り組む彼は、きっとこれからの産地を引っ張っていってくれる、頼もしい後継者です。
白ねぎの種。機械で蒔きやすいようにコーティングしている 種を蒔き2カ月経ったら、畝に植えつけていく 畝の幅は約1m。成長に合わせて周囲の土を寄せていく
白ねぎの種。機械で蒔きやすいようにコーティングしている 種を蒔き2カ月経ったら、畝に植えつけていく 畝の幅は約1m。成長に合わせて周囲の土を寄せていく
畝の幅は約1m。成長に合わせて周囲の土を寄せていく 飯田高原の畑から収穫して持ち帰ったネギ エアーで土で汚れた皮を取り除くと真っ白に輝く茎が
畝の幅は約1m。成長に合わせて周囲の土を寄せていく 飯田高原の畑から収穫して持ち帰ったネギ エアーで土で汚れた皮を取り除くと真っ白に輝く茎が現れる
規格別に飯田で育った「高原ねぎ」のラベルで結束され、あとは箱詰めされるばかり 干拓地の土はサラサラとしていて貝殻が混ざっている 見渡す限り続く白ねぎ畑
規格別に飯田で育った「高原ねぎ」のラベルで結束され、あとは箱詰めされるばかり 干拓地の土はサラサラとしていて貝殻が混ざっている 豊後高田市呉崎。見渡す限り続く白ねぎ畑

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