豊後水道の味「くろめ」

おおいた旬日記, 水産
豊後水道の味「くろめ」

大分市佐賀関で買った「くろめ」を食べました!

まだまだ寒い日が続きますが、この時期ならではの大分県食材の中に「くろめ」があります。

「くろめ」とはコンブ科カジメ属の褐色海藻のことです。本州南部、四国、九州等に生息しています。

大分県では大分市佐賀関、臼杵市、津久見市などが産地です。

中でも佐賀関の関崎、高島周辺のものは、潮流が速く水質がきれいで、苦みが少なく粘りの強さが特徴で評判となっています。

しかし柔らかく食べられる期間は短く、新芽の伸びる1月中旬から3月中旬くらいの時期が旬であり、漁期も定められています。

「くろめ」は潮流が速く水質がきれいな豊後水道に面した関崎、高島周辺に生息しているものが特に良いと言われます。

箱眼鏡と長い柄の鎌を使って収穫され、すぐに寒風が吹く浜で、葉の2,3枚を1本の棒状に巻いて出荷します。

調理する時はその棒状のまま細かく刻んで食べます。

食べ方はいくつかあります。

①  刻んだものに醤油とカボスなどかけたり、またはみりん醤油、ゴマなどをかけて食べる。

②  味噌汁や吸い物に入れる。(かなり粘るので分量要調整)

③  あつあつのごはんにのせて醤油などをかけて食べる。

④  うどんやそば等にのせる。

等です。また豆腐やサラダ等に添えても良いかと思います。磯の香りがふんわりとしていいですよ。

だいぶ前に食べたことはあるのですが、最近この「くろめ」がまた気になっており、せっかく旬の時期なので週末にドライブがてら「生くろめ」探しに佐賀関に出かけました!

「道の駅さがのせき」に行きますとなんと売り切れ。
だいたい16時くらいに入荷するそうですが、早いときには5分で売り切れるそうです。

「くろめ」を刻んでパックされているものや、乾燥もの、瓶詰めの加工品、くろめ醤油やたれ等は販売されていました。

また店内では関あじ、関さば、くろめ料理なども食べられます。

瓶入りの「味付けくろめ」は地方発送も出来るそうなので電話、FAX、メールでお問い合わせください。
TEL(097-576-0770)詳しくはHP(http://rs-seki.com/

佐賀関では「みかん」も多く栽培されていています。「みかん」と「クロメたこ焼き」を買って行きました。おいしかったですよ。

さらに先に進み、地元の方によると『白木浜にある「関あじ関さば館」にあるかも知れない』との情報を入手しまして行ってみました。
「生くろめ」発見!やっと購入できました。

こちらのお店でもレストランが併設されており、関あじ、関さば、くろめ料理など食べられます。

またHawaiianCafeもありロコモコやパンケーキも食べられるという「関」と「ハワイ」と「きれいな海」が同時に楽しめるという贅沢感が味わえます。

ぜひ訪れてみてください。

「くろめ」にはカルシウム、鉄分、ヨウ素、食物繊維、ポリフェノール等が含まれていて栄養も豊富です。実際食べてみると非常に粘りが強く、割と少量で満腹感が感じられ、ダイエットにも最適かと思いました。

健康意識の高い方にもオススメです。食感や粘りが良いですし、磯の香りがふんわりとやさしい味わいです。

新鮮なものはこの時期しか手に入りませんので、大分の旬の味「くろめ」、ぜひ食べてみてください。

大分県産品 PR大使
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