大分県は、全国有数の「にら」の産地です。
平成27年は3,130tと、全国第5位の出荷量を誇ります。
大分では昭和43年頃から「にら」が生産されるようになったとされており、生産し始めてから約50年が経ちます。
昨年はニラ部会ができて記念すべき40周年の年でした。
当時2ha程しか生産されていなかった「にら」は徐々に広がり、現在では60haを超し、大分県は西日本有数の一大産地となりました。
県内の主な産地は、大分市や臼杵市、野津町、佐伯市などで、福岡や広島、遠くは関西などへ出荷されています。
大分の「にら」は冬に収穫する「冬にら」だけでなく、7~11月に収穫する「夏にら」が作られており、新鮮な「にら」をいつでも手に取ることができます。もうそろそろ「夏にら」が棚に並んでいますね。
「にら」は栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富で、ニオイ成分はビタミンB1の吸収をよくします。 整腸作用があり、下痢など胃腸に効く食材としても昔から重宝されています。
鍋やキムチ、レバニラ炒め等スタミナ料理として用いられることが多い「にら」。
大分では「にら豚」や「ニラ玉」、「にらちゃんぽん」としても食べられています。
最近では、切る手間のないカットされたミックス野菜のなかの一つとしても店頭で見かけることが増えてきました。
忙しいときでも切る手間がなく手軽に調理できるので、パパッと使えて便利です。
暑い日が続くこの季節、「にら」を食べて元気を出していきましょう!