先日、大分市の野津原に出かける機会があり、昼食に「おとし汁」という郷土料理をいただきました。
「おとし汁」とは、地鶏とごぼうが入ったしょう油ベースのだし汁の中に、野津原の特産品である自然薯をすりおろし、スプーンなどを使って団子状に落とし入れたものです。
この作業から「おとし汁」という名前がつけられたのだとも言われています。
真っ白な自然薯のお団子は、ふわふわと柔らかく、もちもちと弾力のある独特の食感。地鶏とごぼうの風味いっぱいのだしが中まで染み込んだ、優しい味が印象的でした。
もともと、「おとし汁」は、野津原を訪れてきた人をもてなすために作られていたのだとか。自然薯の旬は11月から2月まで。
今ならスーパーや産直市場などでも手に入るので、ぜひ自宅で「おとし汁」作りにチャレンジしてみてくださいね♪