デコポンと美娘(みこ)の初出荷

おおいた旬日記, 果物
デコポンと美娘(みこ)の初出荷

大分県では1年を通して特徴のある柑橘を生産しています。
春~夏の【ハウスみかん】、
おおいた早生】からはじまる温州みかん。
そして大分県の冬~春を彩る中晩柑の一番手として
ハウス栽培の「デコポン」と「美娘(みこ)」の初出荷式が
平成24年11月12日(月)に行われました。

全国的に名前の知られた『デコポン』ですが、
愛らしい名称『デコポン』は商品名で、
品種としては『不知火(しらぬい)』と言います。
不知火がデコポンを名乗るためには、
高品質を保つ一定の基準をクリアしなければなりません。
(参考リンク:Wikipedia 不知火(デコポン))
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A9%E3%83%8C%E3%83%92#cite_note-5

デコポンという名前は品質の証明、いわゆる”お墨付き!”です。
本年より県南と県北のハウス栽培のデコポンの生産者の皆さんが統一の生産部会を立ち上げました。
今後益々の品質の向上を、大分県をあげて目指していきます。

外観美しく、香り良く、食べておいしいカンキツ、それが『美娘(みこ)』です。
品種名は『天草』といい、『美娘(みこ)』はこのカンキツが
初々しい娘のようであるというところから名づけられた愛称です。
『美娘(みこ)』は食べておいしい―――この品種を”美”娘たらしめているのは、
糖度も含め外観もよりよいものへとフォローアップする生産者の皆さんの技術にほかなりません。
さながら魔法使いの手によって、いっそう美しくなったシンデレラ!です。
今年は美娘を使ったゼリーも販売されたので、名前を聞いたことがある方も増えたのではないでしょうか。
ぜひ、シンデレラのように輝く『美娘(みこ)』を手にとって頂き、
そのジューシーさを食べて感じてみて欲しいと思います。

こどもの頃、わたしはおいしいものを食べると
『ひとり占めしていっぱい食べたい』
と思う”くいしんぼう”でした。
きっと大人になったら好きなものを好きなだけ食べられるようになるに違いないと想像していました。
けれど、大人になった私はこどもの頃とは違うことを考えるようになりました。
『このおいしいものを大切な人にも食べてもらいたい』
おいしいものを食べたとき、人は笑顔になります。楽しい気持ちになります。
今日ご紹介した2種類の柑橘を初めて食べたときそのおいしさに心とお腹が一緒に
しあわせな気持ちになったことを覚えています。
と、同時にこの美味しさを体験してもらいたい、
『おいしい』と言ってもらいたいと両親の顔を思い浮かべました。

おおきくてかわいい形、何よりおいしい『デコポン』と、
赤くつやつやしてジューシーな『美娘(みこ)』を囲んで大切な人と
おいしくて楽しい時間を過ごしてみてはどうでしょうか。
最後に、12月の中旬を過ぎると『美娘(みこ)』をお父さんに持つ
大分県オリジナル品種『ゼリーオレンジ・サンセレブ』が登場します。
こちらもぜひお楽しみに!

大分県産品 PR大使
温水かぼす