今回は大分県オリジナル品種の鶏、「豊のしゃも」をご紹介します。
皆さんは「地鶏(じどり)」ってご存知でしょうか?
日本固有の在来種(=地鳥)の血を50%以上もつヒナを育てた鶏・・・
というだけではなく、その飼い方もいわゆる「ブロイラー」などの通常の鶏とは違う方法で育てられた鶏のことを言います。
では、どのように飼育されているのか?
気になりますよね!
地鶏には、「のびのびと運動できるように、『平飼(ひらが)いで飼うこと」、「過密に飼わないこと」、「地鶏らしいおいしさがでるように、80日以上飼うこと」という条件があります。
『平飼い』というのは、「地面で飼うこと」を指します。
鶏卵用に飼育されている鶏が、何段にも重なったカゴの中で飼育されている様子を見たことがあるかもしれませんが、地鶏は地面でのびのび飼育されるのです。
これらの条件は、JAS法で定められ、これらを満たさない鶏は「地鶏」と名乗ることができません。
この地鶏肉の国内生産量は、国内で生産されているすべての鶏肉のなんと1%程度!
とっても貴重な鶏肉なんです。
「豊のしゃも」は、そんな貴重な地鶏のひとつなんです。
「豊のしゃも」の掛け合わせに用いられている「シャモ」は、漢字では「軍鶏」と書きます。
漢字からわかるように、もともと闘鶏用の鶏で気が荒く、飼育が困難でした。
その一方で、シャモは鶏の中で最も美味しい鶏として知られておりました。
その良さをなんとか活かすべく開発された地鶏が「豊のしゃも」です。
これが「豊のしゃも」。
シャモ(軍鶏)が掛け合わせられているせいか、どことなく気性のあらそうな顔をしているように見えるのは私だけでしょうか・・・
「豊のしゃも」は、シャモ特有のコクとうま味を出すために、通常の鶏の3倍以上(150日以上)の時間をかけてじっくりと育てられます。
おいしそうだと思いませんか?
食べてみたいですよね??
「豊のしゃも」!
食べたい!という方もそうでない方も、こちらのリンクをご覧になってみてください。
http://www.pref.oita.jp/uploaded/life/271448_309339_misc.pdf
「豊のしゃも」が食べられるお店、買えるお店が載っています。
特に生産者が直営するお店は、どちらも久住や湯布院そして天瀬という大分県を代表する観光地にあります。
お出かけの際は、是非お立ち寄りください!